メディカル・ガジェットを作った目的
代表取締役 竹内仁史
最近、電子カルテの普及率がまだ35%というニュースを目にしました。
おそらく導入コストの高さ、入力の手間などが原因にあるようです。
多くのメーカーの電子カルテを見てみますと、とても診療の上で便利なものがあります。
タイムライン表示や検査データ管理などです。
しかし、それを活用するにはデータを入力しなければならず、その労力は半端なものでは無いでしょう。
私が思いついたのは、先生が手間暇をかけずコストもかけず、患者様の重要なデータを自動的に画面に出すことで、先生ご自身はそのデータを活用し、患者様と向き合うことに集中していただけるのではと考えました。
患者様の意見として多く耳にするのは、「最近の先生はパソコンばかり見て、対面診療してもらえない。もっと親身になって欲しい。」という意見です。
この意見については電子カルテを使用する以上、仕方がないことなのかもしれません。
私はアイデアを漏れ無く残すには紙が最適と考え、常にスケッチブックを持ち歩きます。
もちろん、パソコンも複数台がカバンに入っています。
ふとアイデアが湧いてきた時、パソコンを起動し、アプリを選択している間に、重要なアイデアの一部が消えてしまいます。さらに、アプリを使ってキー入力をしていると、その操作に意識が向いてしまいアイデアを忘れてしまうこともあります。ICレコーダに音声を入力したこともありましたが、後から再生してワープロに打ち込む面倒さがあり止めました。
タブレット型コンピュータに手書きで入力する方法もよく使います。結構便利なのですが、アプリを使っているときにその操作に意識が傾くと、やはりアイデアが消失してしまいます。
究極は各色揃った水性ペンでスケッチブックに思いのままに書き綴る。それをカメラに収め、アプリに貼り付ける。これが現在、私の最善のアイデアを残す方法となっています。
幸い、文字や絵を手を使って書くことに、大きな負担はありません。聴衆者がいる会議ではホワイトボードに書き、写真を撮り、パソコンに取り込みます。
このように私の経験からは、パソコンにキー入力するよりも、紙に書くということが一番の方法に思えます。
電子カルテの普及に水を差しますが、先生方の診療にも紙カルテがやはり最良ではないでしょうか。
紙カルテに記載後はスキャンをして電子データとして保存されれば便利かもしれません。弊社の「ヒューマンかるてESR」の宣伝になってしまいますが、今回は触れません。
さて、メディカル・ガジェットの話に戻しますが、
診療報酬の請求には多くの先生は電子レセプトとして基金・連合会に提出されています。
今回は、そのデータを自動的に取り込むことで診療や経営の役立つ情報として表示を行います。
決して先生のお手を煩わすような処理をしなくても良いように工夫しています。
電子レセプトデータをフル活用することで電子カルテの優れた部分を使用することができますが、
メディカル・ガジェットは決して電子カルテではありません。
一度お試しいただければその良さを実感していただけると確信しております。


診療データ表示

電子レセプトデータを取り込み、患者様の診療の経過をわかりやすく表示します。

検査データ管理

検査機関から送られてくるデータの取り込みが可能。時系列に検査結果を確認でき、グラフでわかりやすく表示することも可能です。

紹介状・診断書作成

紹介状、診断書を作成します。電子レセプトデータから患者情報、病名、診療行為内容を取得するなど作成を容易にする機能が多数あります。

経営状況表示

メディカル・ガジェットは経営分析をお手伝いします。 来院数や新患・離患数などを、ひと目で確認できるグラフ表示を行います。